子どもの動悸
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
動悸(どうき)とは、心臓の鼓動がいつもより速く感じたり、強く感じたり、ドキドキするように感じることをいいます。子どもにとっては、心臓が「飛び跳ねている」ように感じることもあります。ほとんどの場合、心配のないものです。
重要な事実
- 子どもの動悸の多くは、運動や緊張、発熱などが原因で一時的に起こります。
- 多くの場合、心臓に問題はなく、心配する必要はありません。
- まれに不整脈(心臓のリズムが乱れること)が原因のこともあるため、繰り返す場合は医師に相談することが大切です。
はい、子どもの動悸はよくある症状です。特に10代の子どもに多く見られます。
新生児から思春期まで、どの年齢の子どもでも起こり得ますが、特に10歳から10代の子どもに多く見られます。
症状
- 胸の痛みが強い
- 気を失った(意識がなくなった)
- 呼吸が苦しくてたまらない
- 顔色が真っ青になる
- ⚠動悸と同時にめまいやふらつきがある
- ⚠動悸が長く続く(30分以上)
- ⚠動悸の頻度が増えている
一般的な症状
- 心臓がドキドキする、バクバクする
- 心臓が一瞬止まったように感じる
- 胸のあたりがざわざわする
子供の症状
- 「心臓が飛び出しそう」と表現することがあります
- 走ったり遊んだ後に特に感じやすい
- めまいや息切れを伴うこともある
高齢者の症状
- この項目は小児の記事ですので、高齢者の症状については省略します。
原因
主な原因
- 激しい運動や遊び
- 発熱や脱水(水分不足)
- 緊張や不安、強い感情
- カフェイン(コーヒー・エナジードリンク)の摂りすぎ
- 貧血(血液中の赤血球が少ない状態)
- 甲状腺(のどぼとけの下にある臓器)の働きが活発すぎる
- まれに心臓の病気(不整脈や心臓の形の異常)
リスク要因
- 家族に不整脈や心臓病の人がいる
- 生まれつき心臓に病気がある(先天性心疾患)
- 不安やストレスを抱えやすい
- カフェインを多くとる習慣がある
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 動悸と一緒に胸の痛みや失神(気を失う)がある
- 息苦しさが強い
- 意識がもうろうとする
定期受診を予約すべき場合:
- 動悸が繰り返し起こる
- 日常生活に支障が出ている
- 動悸が長く続く、または頻繁に起きる
診断
医師はまずお子さんの話を聞き、問診(症状の様子や起きたときの状況)を行います。その後、心臓の音を聴いたり、必要に応じて検査をします。
行われる可能性のある検査
- 心電図(心臓の電気的な活動を調べる検査)
- ホルター心電図(24時間心電図を記録する検査)
- 心臓超音波検査(心臓の形や動きを超音波で見る検査)
- 血液検査(貧血や甲状腺の異常を調べる)
診察で予想されること
検査は痛みを伴わないものがほとんどです。お子さんがリラックスできるように、医師や看護師が説明しながら進めてくれます。結果によっては、さらに専門の小児循環器科(子どもの心臓の専門医)を紹介されることもあります。
治療
ほとんどの子どもの動悸は治療の必要がなく、原因となることを避ければ自然におさまります。しかし、心臓の病気が原因の場合は、その病気に合わせた治療が必要です。
自宅でのセルフケア
- カフェイン(コーヒー、エナジードリンク、お茶)を減らす
- 十分な水分をとる
- ストレスをためないようにする(十分な睡眠、リラックスする時間)
- 激しい運動の後はしっかり休憩する
医療治療
原因が不整脈などの心臓の病気であれば、医師が薬による治療を検討することがあります(薬の名前や用量はお伝えできませんので、医師の指示に従ってください)。また、生活指導や経過観察が中心となることも多いです。
手術が検討される場合
ごくまれですが、特定の不整脈に対してカテーテルアブレーション(心臓の異常な電気信号を焼灼する治療)などの手術が必要になることがあります。
この病気と共に生きる
動悸があっても、ほとんどのお子さんは通常通りの生活を送れます。特に制限はありませんが、動悸が起きたときの対応を親子で話し合っておくと安心です。
生活習慣のアドバイス
- 規則正しい生活(早寝早起き)
- 適度な運動(激しすぎないもの)
- カフェインの摂取を控える
- ストレスを感じたら親や先生に話す
食事と運動
バランスの良い食事を心がけ、特に鉄分(貧血予防)を意識するとよいでしょう。運動は禁止されませんが、動悸が気になる場合はいきなり全力で走るのではなく、ウォーミングアップをして徐々に体を動かすようにします。
精神的健康と心の健康
動悸は不安を引き起こすことがあります。また、不安自体が動悸の原因になることもあります。お子さんが「心臓がおかしい」と怖がっている場合は、しっかり話を聞いてあげて、必要なら医師に相談することで安心につながります。
予防
すべての動悸を予防することはできませんが、健康的な生活習慣を身につけることで、不必要な動悸を減らせる可能性があります。
検診プログラム
心臓の病気を早く見つけるために、学校検診などで心電図検査が行われることがあります(厚生労働省のガイドラインに沿って実施されています)。
合併症
治療しない場合
- まれに、不整脈が続くと意識を失うことがある
- ごくまれに、心臓の機能に影響が出ることがある
長期的な見通し
ほとんどの子どもの動悸は、成長とともに改善するか、治療で問題なくコントロールできます。適切な診断とケアを受ければ、将来の健康に大きな影響を与えることはほとんどありません。安心して日常生活を送ってください。
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健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
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最終更新: 2026年7月31日
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