Allergic rhinitis control in adults
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
アレルギー性鼻炎(アレルギーが原因で鼻の粘膜が炎症を起こす病気)は、花粉やダニなどのアレルゲン(アレルギーのもとになる物質)を吸い込んだときに、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状が出る状態です。
重要な事実
- 日本人の約4人に1人がアレルギー性鼻炎と言われています。
- 季節ごとに症状が出る「季節性」と、一年中症状が出る「通年性」があります。
- 適切に管理すれば、症状をコントロールして日常生活への影響を減らせます。
はい、とても一般的です。特にスギ花粉による花粉症は日本で広く見られます。
大人から子どもまで、どの年齢でも発症する可能性がありますが、症状が強く出やすいのは20~40代の働き盛りの世代です。
症状
- 呼吸が苦しくなる
- のどや舌が腫れる
- 声がかすれる、ゼーゼーいう
- ⚠市販の薬を使っても症状が改善しない
- ⚠鼻づまりで眠れない日が続く
- ⚠目の痛みや視力の低下がある
一般的な症状
- 繰り返すくしゃみ
- 水っぽい鼻水
- 鼻づまり
- 鼻や目の痒み
- 鼻の奥の違和感
子供の症状
- 鼻づまりによる口呼吸
- いびきや睡眠の質の低下
- 集中力の低下
- 鼻をこする癖(アレルギー性敬礼)
高齢者の症状
- 鼻水や鼻づまりが長く続く
- 嗅覚の低下
- 副鼻腔炎(鼻の奥の炎症)を併発しやすい
原因
主な原因
- 花粉(スギ、ヒノキ、ブタクサなど)
- ハウスダストやダニ
- カビの胞子
- 動物の毛やフケ
リスク要因
- 家族にアレルギー体質の人がいる
- 子どもの頃からアレルギー疾患(アトピー性皮膚炎など)がある
- 大気汚染や受動喫煙にさらされる環境
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 呼吸が苦しくなるような強い症状がある
- 目の周りが腫れたり、痛みが出る
定期受診を予約すべき場合:
- 症状が2週間以上続く
- 日常生活(仕事や睡眠)に支障が出ている
- 市販薬を使っても効果が薄い
診断
医師が問診(症状や生活環境の詳しい聞き取り)と、いくつかの簡単な検査を行って診断します。
行われる可能性のある検査
- 鼻の中を観察する検査(内視鏡など)
- アレルギーの原因を調べる血液検査(特異的IgE抗体検査)
- 皮膚に少量のアレルゲンを付けて反応を見る「プリックテスト」
診察で予想されること
検査は痛みが少なく、短時間で終わります。結果をもとに医師があなたに合った治療や生活のアドバイスをしてくれます。
治療
アレルギー性鼻炎の治療は、アレルゲンを避けること、薬で症状を抑えること、そして症状を根本から改善する治療の3つが柱です。自分に合った方法を医師と相談して決めましょう。
自宅でのセルフケア
- 原因となる花粉やダニを避ける(花粉の多い日はマスクやメガネを使う)
- 帰宅後は服をはたき、顔や鼻を洗う
- 部屋の掃除をこまめに行い、湿度を50%前後に保つ
- 鼻うがい(生理食塩水で鼻の中を洗う)をする
医療治療
医師は症状や検査結果に基づいて、内服薬(飲み薬)、点鼻薬(鼻にスプレーする薬)、点眼薬(目にさす薬)などを組み合わせて治療します。これらの薬は炎症を抑えたり、アレルギー反応をブロックします。また、アレルゲン免疫療法(少量のアレルゲンを体に取り入れて慣らす治療)という方法もあります。必ず医師の指導のもとで治療を受けてください。
手術が検討される場合
薬の効果が十分でない場合や、鼻の形に問題がある場合は、手術が検討されることがあります。例えば、鼻の中の粘膜をレーザーで焼く手術や、鼻づまりを改善する手術などがあります。
この病気と共に生きる
症状が強い日は無理をせず、休むことも大切です。症状が出やすい時期や場所を把握して、早めに対策をとりましょう。
生活習慣のアドバイス
- 寝るときは枕を高くして鼻づまりを軽くする
- 加湿器を使って部屋の乾燥を防ぐ
- ストレスをためすぎないようにする
食事と運動
バランスの良い食事と適度な運動は、体の免疫のバランスを整える助けになります。ただし、激しい運動は症状を悪化させることがあるので、無理のない範囲で行いましょう。
精神的健康と心の健康
つらい症状が続くと、気分が落ち込んだり、イライラすることがあります。もし眠れない日が続いたり、気分が晴れない場合は、一人で抱え込まずに医師や相談機関に話してみてください。
予防
完全に予防することは難しいですが、アレルゲンを避ける工夫をすることで症状を大きく減らせます。
合併症
治療しない場合
- 副鼻腔炎(鼻の奥の炎症)を起こしやすくなる
- 鼻づまりが続くと睡眠不足や集中力の低下につながる
- 中耳炎(耳の炎症)を引き起こすことがある
長期的な見通し
適切に対処すれば、ほとんどの方は日常生活にあまり支障なく過ごせます。治療を続けることで症状は和らぎ、アレルゲン免疫療法では症状が改善する可能性もあります。あきらめずに医師と一緒に自分に合った方法を探していきましょう。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月19日
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