Diarrhoea persistent causes in infants
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
乳児の持続する下痢とは、赤ちゃんの下痢が数日以上(通常は7日以上)続く状態のことです。下痢とは、ゆるい水のような便が頻繁に出ることを指します。この状態は、体内の水分と栄養が失われ、脱水という危険な状態につながる可能性があるため、注意が必要です。
重要な事実
- 乳児の持続する下痢は、感染症が原因であることが最も多いです。
- 脱水(体内の水分が不足すること)は、乳児にとって最も危険な合併症です。
- 適切な水分補給と栄養管理で、多くの場合は改善します。
- 原因がアレルギーや消化器の病気であることもあります。
乳児の下痢は非常に一般的ですが、持続する下痢(1週間以上続く)はあまり多くありません。特に、生後6か月未満の赤ちゃんでは注意が必要です。
この状態は、主に生後数か月から2歳までの乳幼児に影響します。特に、免疫システムが未熟な赤ちゃんや、保育施設に通う子どもに多く見られます。
症状
- おむつが6時間以上濡れていない(尿が出ない)
- 目がくぼんでいる
- 泣いても涙が出ない
- ぐったりして反応が悪い
- 唇や口の中が乾いている
- 異常に眠そうで、起こしにくい
- 便に血が混じっている
- けいれんを起こしている
- これらの症状がある場合は、すぐに119番に電話して救急車を呼んでください。
- ⚠生後3か月未満の赤ちゃんで、38度以上の発熱がある
- ⚠下痢が24時間以上続き、水分が全く摂れない
- ⚠何度も激しく嘔吐している
- ⚠便に粘液(鼻水のようなもの)が混じっている
- ⚠これらの症状がある場合は、当日中に医療機関を受診してください。
一般的な症状
- ゆるい水のような便が1日に何度も出る(通常より回数が多い)
- 便の色やにおいがいつもと違う
- おなかがゴロゴロ鳴る
- 機嫌が悪い、ぐずる
子供の症状
- 上記の症状に加え、おなかの痛みを訴える
- 吐き気や嘔吐がある
- 体重が増えない、または減る
高齢者の症状
- 該当なし(乳児が対象のため)
原因
主な原因
- ウイルス感染:ロタウイルスやノロウイルスなどが原因となることが多いです。
- 細菌感染:サルモネラ菌や病原性大腸菌など、汚染された食べ物や水から感染します。
- 寄生虫感染:まれですが、ジアルジアなどの寄生虫が原因となることもあります。
- 食物アレルギー:特に牛乳(ミルク)に含まれるたんぱく質に対するアレルギーが原因となることがあります。
- 乳糖不耐症:下痢の後に一時的に乳糖(乳製品に含まれる糖)を分解する力が弱まり、症状が続くことがあります。
リスク要因
- 生後6か月未満であること
- 免疫システムが未熟であること(特に早産で生まれた赤ちゃん)
- 汚染された食べ物や水を口にすること
- 保育施設など集団生活をしていること
- 最近、抗生物質を使ったこと(腸内細菌のバランスが崩れるため)
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 上記「緊急の症状」がある場合(すぐに119番)
- 生後3か月未満の赤ちゃんで、下痢が続く、または発熱がある場合
定期受診を予約すべき場合:
- 下痢が1週間以上続く場合
- 体重が増えない、または減っている場合
- 頻繁に吐いたり、水分を嫌がる場合
- 便に血や粘液が混じっている場合(緊急でなければ、かかりつけ医へ)
診断
医師はお子さんの症状や経過を詳しく聞き、体の状態を診察します。必要に応じて、便や血液の検査を行い、原因を調べます。
行われる可能性のある検査
- 便の検査:感染症の原因となるウイルスや細菌、寄生虫がいないかを調べます。
- 血液検査:脱水の程度や炎症の有無を調べます。
- アレルギー検査:食物アレルギーが疑われる場合に行います。
診察で予想されること
診察では、便の回数や状態、水分摂取量、おしっこの回数などを聞かれます。検査結果が出るまでに数日かかることもありますが、その間も水分補給を続けることが大切です。医師は、お子さんの状態に合わせたアドバイスをしてくれます。
治療
治療の基本は、失われた水分と栄養を補うことです。原因によっては、特別な治療が必要なこともあります。薬は医師の指示に従って使います。
自宅でのセルフケア
- 経口補水液(OS-1など)を少しずつ何度も与えてください。看病の際は、薬局やドラッグストアで「経口補水液」と書かれたものを選びましょう。
- ミルクや母乳は、今まで通り続けて大丈夫です。ただし、下痢が続く場合は、医師に相談してください。
- おむつはこまめに替え、お尻を清潔に保ち、おむつかぶれを防ぎましょう。
- 下痢止め薬は、乳児には危険な場合があるので、決して自分で使わないでください。
医療治療
医師は、脱水の程度に応じて、点滴で水分を補うことがあります。感染症が原因の場合は、細菌に対して抗生物質を使うことがありますが、ウイルスには効きません。食物アレルギーが原因の場合は、原因となる食品を除去する食事療法が行われます。治療は、お子さんの状態に合わせて医師が決めます。
手術が検討される場合
該当なし
この病気と共に生きる
持続する下痢がある間は、こまめな水分補給とおむつケアが重要です。お子さんが元気であれば、無理に食欲を戻そうとしなくて大丈夫です。回復するまで、安静に過ごせる環境を整えましょう。
生活習慣のアドバイス
- 手洗いを徹底し、感染を広げないようにしましょう。
- おもちゃや哺乳瓶はこまめに消毒してください。
- 下痢が治まるまでは、プールなど他の子どもとの接触を控えましょう。
食事と運動
食事は、お子さんの好きな消化の良いものを少量ずつ与えてください。例えば、おかゆやうどん、すりおろしたリンゴなどが適しています。脂っこいものや甘いものは控えましょう。運動については、特に制限はありませんが、体力を使う遊びは避け、静かに過ごす時間を増やしてください。
精神的健康と心の健康
持続する下痢は、お子さんにとってもつらい症状ですが、看病する親御さんも疲れや不安を感じることがあります。無理をせず、家族や周りの人に助けを求めましょう。自分を責めないでください。
予防
完全に予防することは難しいですが、リスクを減らすことはできます。手洗いや衛生管理を徹底し、清潔な食べ物と水を与えることが大切です。
ワクチン
ロタウイルスワクチンは、乳児の重症な下痢を予防するために、日本では定期接種(無料)になっています。接種スケジュールについては、かかりつけ医に相談してください。
検診プログラム
該当なし
合併症
治療しない場合
- 脱水(体内の水分が不足する状態)は、命に関わることがあります。
- 栄養不足により、体重が増えなかったり、発育に影響が出ることがあります。
- 長引く下痢によって、乳糖不耐症(乳製品を消化しにくくなる状態)が一時的に起こることがあります。
長期的な見通し
適切な水分補給と栄養管理、そして必要な治療を受ければ、ほとんどの乳児の持続する下痢は改善します。原因がアレルギーや慢性の病気であっても、医師の指導のもとで管理することで、元気に成長することができます。
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健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月20日
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