Fibroids living patient overview
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)は、子宮の筋肉にできる良性の腫瘍(できもの)です。良性とは、がんではないという意味です。筋腫は1つだけできることも、複数できることもあります。
重要な事実
- 子宮筋腫は30~50代の女性の約3人に1人に見られる、とても一般的な病気です。
- 多くの場合、症状はなく、治療の必要もありません。
- 閉経後は自然に小さくなることが多く、症状も落ち着く傾向があります。
はい、子宮筋腫は非常に一般的です。特に30代から50代の女性によく見られます。
主に妊娠可能な年齢の女性に影響します。アフリカ系の女性に多いとされていますが、日本人でもよく見られます。
症状
- 大量の経血で1時間に1回以上ナプキンを取り替えるほど出血する
- 激しい腹痛で動けない
- 立ちくらみや意識がもうろうとする
- これらの症状がある場合はすぐに119番に連絡してください
- ⚠急に強い腹痛が続く
- ⚠出血がいつもよりひどく、なかなか止まらない
- ⚠貧血の症状(疲れやすい、顔色が悪い、動悸)が急に出た場合
一般的な症状
- 月経の量が多い(過多月経)
- 月経期間が長い(過長月経)
- 下腹部や腰の痛み、圧迫感
- 頻尿(トイレが近い)
- 性交痛(性交時の痛み)
子供の症状
- 子宮筋腫は思春期前の子どもにはほとんど見られません。
高齢者の症状
- 閉経後は筋腫が縮小することが多く、症状が出ることは一般的ではありません。ただし、ホルモン補充療法を受けている場合は注意が必要です。
原因
主な原因
- 正確な原因はわかっていませんが、女性ホルモンのエストロゲンが筋腫の成長に関係しています。
- 遺伝的な要因もあると考えられています。
リスク要因
- 30歳以上
- 肥満(体重が多すぎる)
- 子宮筋腫の家族歴(母親や姉妹に筋腫がある)
- アフリカ系民族
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 月経時の出血が非常に多く、貧血症状(めまい、息切れ)がある場合
- 急な強い腹痛がある場合
定期受診を予約すべき場合:
- 月経の量や期間が気になる
- 頻尿や便秘など日常生活に支障がある
- 妊娠を希望しているがなかなか妊娠しない
診断
問診(症状などを聞く)と内診(子宮の状態を触って調べる)の後、超音波検査(エコー)で診断します。
行われる可能性のある検査
- 超音波検査(エコー)
- MRI検査(より詳しい画像診断)
- 子宮鏡検査(子宮の中を直接観察)
診察で予想されること
検査は外来で行い、痛みはほとんどありません。超音波検査はお腹の上からか、腟の中からプローブをあてて子宮の状態を調べます。リラックスして受けてください。
治療
治療は症状の有無や重症度、年齢、妊娠の希望などによって異なります。症状がなければ経過観察(定期的に検査するだけ)で十分です。
自宅でのセルフケア
- 規則正しい生活を心がける
- 鉄分を多く含む食事(レバー、ほうれん草、赤身の魚など)をとる
- 十分な睡眠と休息をとる
医療治療
薬による治療としては、症状を和らげるためのホルモン剤や止血剤などがあります。薬の種類や使い方は医師があなたに合ったものを選びます。他に、子宮動脈塞栓術というカテーテルを使った治療や、MRIで見ながら超音波で筋腫を焼く治療法もあります。
手術が検討される場合
筋腫が大きく症状が強い場合や、妊娠を希望するが筋腫が原因で不妊になっている場合には、筋腫だけを取り除く手術(核出術)が行われることがあります。子宮を全摘する手術は、妊娠を希望せず症状が重い場合に検討されます。
この病気と共に生きる
子宮筋腫があっても、多くの方は通常の生活を問題なく送れます。症状に合わせて休息をとったり、医師と相談しながら対処しましょう。
生活習慣のアドバイス
- 適度な運動(ウォーキングなど)を続ける
- ストレスをためすぎない
- 鉄分やビタミンを意識したバランスの良い食事をとる
食事と運動
バランスの良い食事と無理のない運動が大切です。貧血を予防するために鉄分(ほうれん草、レバー、大豆製品など)とビタミンC(果物、野菜)を一緒にとると吸収がよくなります。
精神的健康と心の健康
症状によっては不安やストレスを感じることもあります。気になることは一人で抱えず、医師や家族、友人に話してみてください。
予防
子宮筋腫を完全に予防する方法はわかっていません。健康的な生活習慣(適正体重を保つ、バランスの良い食事、適度な運動)がリスクを下げる可能性はあります。
合併症
治療しない場合
- 重度の貧血(鉄欠乏性貧血)
- 不妊や流産のリスクが高まることがある
- 妊娠中の合併症(前置胎盤など)
- まれに尿管や膀胱の圧迫による腎臓障害
長期的な見通し
多くの女性は子宮筋腫があっても普通の生活を送ることができます。閉経後は症状が自然に改善することが多いです。適切な治療で症状はよくコントロールできますので、安心して医師と相談しながら進めていきましょう。
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健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
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情報源とガイダンス
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最終更新: 2026年7月21日
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