Otitis externa in adults
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
外耳炎(がいじかん)とは、耳の穴から鼓膜までの外耳道(がいじどう)と呼ばれる部分に炎症が起こる病気です。よく「スイマーズイヤー」とも呼ばれ、主に細菌やカビ(真菌)の感染によって引き起こされます。
重要な事実
- 外耳炎は、高温多湿な時期に多く見られます。
- 治療は点耳薬(耳にさす薬)が中心で、多くの場合1~2週間で改善します。
- 水泳や補聴器の使用など、耳の中が湿った状態が続くとリスクが高まります。
はい、外耳炎は大人に非常によく見られる病気です。特に夏場や、水泳やシャワーを頻繁に行う人に多くみられます。
大人であれば誰でも発症する可能性がありますが、特に水泳をする人、耳掃除のしすぎで皮膚を傷つけた人、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患を持つ人に多く見られます。
症状
- 耳の痛みが顔や首に広がる
- 高熱が出る(38℃以上)
- 耳の周りが大きくはれ上がる、または赤くなる
- 激しい頭痛や首のこわばりがある
- ⚠耳の痛みが強く、市販の痛み止めでも治まらない
- ⚠耳だれに血が混じっている
- ⚠発熱がある(38℃未満でも)
- ⚠めまいがひどく歩けない
一般的な症状
- 耳の痛み(特に耳たぶを引っ張ったり、耳の穴の入り口を押すと痛む)
- 耳の中のかゆみ
- 耳だれ(黄色や緑色の分泌物)
- 耳が詰まった感じ
- 聞こえにくさ(一時的なもの)
子供の症状
- 上の症状に加えて、耳を触る、引っ張る仕草が見られる
- 機嫌が悪くなったり、泣き叫ぶことがある
- 発熱を伴うこともある
高齢者の症状
- 痛みの感じ方が弱く、症状が気づかれにくいことがある
- 耳だれや聞こえにくさが主症状になることが多い
- めまいを訴えることもある(炎症が内耳に影響する場合)
原因
主な原因
- 細菌(最も多い)やカビ(真菌)の感染
- 耳の中の皮膚が傷つくこと(耳掃除のしすぎ、補聴器やイヤホンの長時間使用)
- 耳の中に水分がたまったままになる(水泳やシャワー後)
リスク要因
- 水泳や海・プールで遊ぶ
- 耳掃除を頻繁に行う、または綿棒で強くこする
- 補聴器やイヤホン、耳栓を長時間使用する
- アトピー性皮膚炎や乾癬などの皮膚疾患がある
- 糖尿病など免疫力が低下する病気がある
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 上記の緊急症状がある場合
- 耳の痛みが強く、眠れないほどつらい場合
- 発熱がある場合
定期受診を予約すべき場合:
- 耳の痛みやかゆみが2~3日続く場合
- 耳だれが出たり、聞こえにくさを感じる場合
- 水泳やシャワーの後に症状が出た場合
診断
医師が耳の中を専用の器具(耳鏡または顕微鏡)で観察します。外耳道の赤み、はれ、耳だれなどを確認し、耳の穴の入り口を押さえたときの痛みの有無も診断の手がかりになります。
行われる可能性のある検査
- 耳だれがある場合は、その一部を取って細菌やカビの検査(培養)をすることがあります
- 症状が重い場合や治りにくい場合は、CT検査などで炎症の広がりを調べることがあります
診察で予想されること
診断は通常短時間で終わります。医師が耳の中をきれいにした後、点耳薬を処方されることが多いです。耳を清潔に保ち、指示された治療を続ければ多くの場合1~2週間で改善します。
治療
治療の基本は、外耳道を清潔にし、炎症や感染を抑える点耳薬を使用することです。痛みが強い場合は痛み止めの薬が処方されることもあります。耳の中に水を入れないようにすることが回復を早めます。
自宅でのセルフケア
- 耳の中を乾燥させる(シャワーの後は清潔なタオルやドライヤーの弱風で拭く)
- 水泳や温泉は避ける(治るまでは)
- 耳掃除はしない(症状を悪化させます)
- 痛みが強いときは、冷たいタオルで耳の周りを冷やすと楽になることがある
医療治療
医師は炎症を抑える成分や抗菌作用のある点耳薬を処方します。症状が重い場合や点耳薬が使えない場合には、抗生物質や抗真菌薬の内服薬が使われることもあります。治療は症状に合わせて行われ、必ず医師の指示に従ってください。
手術が検討される場合
ごくまれに、感染が周囲の組織や骨に広がった場合(悪性外耳炎)には、外科的な処置が必要になることがあります。このような場合は入院治療が行われます。
この病気と共に生きる
外耳炎の治療中は、耳を乾かすことが最も大切です。シャワーを浴びる際には、シャワーキャップや耳栓を使い、水が入らないようにしましょう。治るまでは水泳や温泉を控えてください。
生活習慣のアドバイス
- 入浴後は耳の入り口を清潔なタオルで軽く拭く
- 補聴器やイヤホンは使用を控える(どうしても必要な場合は清潔に保つ)
- 耳掃除はしない(耳あかは自然に外に出るため、無理に取る必要はありません)
食事と運動
食事や運動については特に制限はありません。ただし、糖尿病がある方は血糖コントロールをしっかり行うことが感染予防につながります。
精神的健康と心の健康
耳の痛みはつらいものですが、通常は治療で改善します。痛みが続くと不安になることもありますが、医師に相談しながら焦らず治療を続けましょう。
予防
はい、外耳炎は予防できることが多いです。水泳やシャワーの後に耳の中をよく乾かすこと、耳掃除を控えること、補聴器やイヤホンを清潔に保つことが効果的です。
ワクチン
外耳炎に特化したワクチンはありませんが、インフルエンザワクチンなど他の感染症予防は免疫力維持に役立ちます。
検診プログラム
外耳炎のための定期的な検診は特に必要ありませんが、耳の違和感があれば早めに医療機関を受診することをおすすめします。
合併症
治療しない場合
- 炎症が悪化して外耳道が完全にふさがれ、強い難聴になることがある
- 感染が周囲の組織に広がり、耳の周囲の皮膚や軟骨に炎症が及ぶ(蜂窩織炎:ほうかしきえん)
- まれに、骨まで感染が及ぶ「悪性外耳炎」という重い状態になることがある(特に糖尿病や免疫力が低下した人に多い)
長期的な見通し
適切な治療を受ければ、ほとんどの外耳炎は1~2週間で治ります。再発しやすい傾向はありますが、予防策を続けることで回数を減らせます。治療が遅れても、適切に対処すれば多くの場合は治りますので、安心して医療機関に相談してください。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月19日
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