Otitis media in pregnancy
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
妊娠中の中耳(耳の奥の空洞)に炎症が起こる病気です。中耳炎(ちゅうじえん)とも呼ばれます。
重要な事実
- 妊娠中のホルモン変化や免疫力の低下により、かかりやすくなることがあります。
- 多くはウイルスや細菌の感染が原因です。
- 適切に治療すれば、ほとんどの場合、お母さんと赤ちゃんに影響はありません。
妊娠中の女性ではそれほど多くありませんが、免疫の変化によりややリスクが高まることがあります。
妊娠中のすべての女性に起こり得ますが、特に風邪やアレルギー性鼻炎のある方に多い傾向があります。
症状
- 高熱(39℃以上)が続く
- 激しい頭痛や首のこわばり
- 意識がぼんやりする
- 耳の後ろが腫れて痛む
- ⚠耳の痛みが強くて眠れない
- ⚠耳だれ(耳から膿や血が出る)
- ⚠症状が2~3日改善しない
一般的な症状
- 耳の痛み(特に横になると悪化しやすい)
- 耳が詰まった感じ
- 発熱(37.5℃以上)
- 聞こえにくさ
原因
主な原因
- ウイルスや細菌の感染(風邪など)
- 妊娠中のホルモン変化による鼻やのどの粘膜の腫れ
- 免疫力の変化
リスク要因
- 風邪やインフルエンザにかかりやすい
- アレルギー性鼻炎がある
- 喫煙(受動喫煙を含む)
- 過去に中耳炎を繰り返したことがある
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 耳の痛みが強い
- 発熱がある
- 耳だれがある
定期受診を予約すべき場合:
- 軽い耳の不快感が続く
- 聞こえにくさがある
診断
医師が耳の中を特殊な器具(耳鏡)で見て、炎症の有無を確認します。
行われる可能性のある検査
- 耳鏡検査(耳の内部を観察)
- 聴力検査(聞こえの検査)
- 必要に応じて鼻やのどの検査
診察で予想されること
痛みはなく、数分で終わります。妊婦さんでも安全に行えます。
治療
治療の基本は安静と症状の緩和です。妊娠中は薬の使用に制限があるため、必ず医師の指示に従ってください。
自宅でのセルフケア
- 安静にして休む
- 温かいタオルで耳の周りを温める
- 水分をしっかりとる
- 加湿器を使って室内の湿度を保つ
医療治療
医師は、妊娠中でも安全な鎮痛薬や抗生物質(感染が細菌の場合)を処方することがあります。自己判断で市販薬を服用しないでください。
手術が検討される場合
まれに、膿がたまって治りにくい場合に鼓膜切開(小さな切開をして膿を出す)が必要になることがあります。妊娠中でも安全に行えます。
この病気と共に生きる
中耳炎の治療中は、耳を清潔に保ち、水が入らないように注意しましょう。症状が落ち着くまでは、飛行機の搭乗やプールは避けてください。
生活習慣のアドバイス
- 寝るときは患側を上にして休む
- 鼻をかむときは片方ずつ優しくかむ
- タバコの煙を避ける
食事と運動
特に制限はありませんが、バランスの良い食事と適度な運動で免疫力を保ちましょう。
精神的健康と心の健康
耳の痛みや聞こえにくさでストレスを感じることがありますが、多くは数日で改善します。不安なときは医師や家族に相談してください。
予防
完全には予防できませんが、風邪をひかないように手洗いやマスクを心がけ、鼻やのどの健康を保つことでリスクを減らせます。
ワクチン
インフルエンザワクチンは妊娠中でも接種できる場合があります。医師に相談してください。
検診プログラム
特にありません。
合併症
治療しない場合
- 症状が長引く
- 難聴(一時的または永続的)
- まれに炎症が周囲に広がる(乳様突起炎など)
長期的な見通し
適切に治療すれば、ほとんどの場合、お母さんと赤ちゃんに影響なく治ります。妊娠中でも安全な治療法がありますので、早めに受診しましょう。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月19日
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