IUD挿入
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
IUD(子宮内避妊具)の挿入は、小さなT字型の器具を子宮の中に入れて、妊娠を防ぐ方法です。長期間(5~10年)効果が続き、希望すればいつでも取り出せます。
重要な事実
- IUDは非常に効果的な避妊法で、妊娠する確率を1%未満に減らします。
- 挿入は医師の診察室で数分で終わります。
- IUDには銅タイプとホルモンタイプがあり、それぞれ効果の持続期間が異なります。
日本でもIUDは多くの女性に使われている避妊法の一つです。
主に妊娠を避けたい女性が対象です。ただし、子宮の形に異常がある方や骨盤内感染症のある方は医師に相談が必要です。
症状
- 激しい腹痛や腰の痛みが突然現れた
- 異常に多い出血(1時間にナプキンが1枚以上必要)
- 発熱や悪寒がある
- IUDが子宮から外れて膣から出てきた場合
- ⚠挿入後数日たっても強い痛みが続く
- ⚠出血が長引く(1週間以上)
- ⚠IUDのひもが短くなったり感じられなくなった
一般的な症状
- 挿入時に軽い腹痛やけいれんを感じることがあります。
- 挿入後しばらく軽い出血や斑点状の出血が見られることがあります。
- めまいや気分が悪くなることもありますが、多くは短時間で治まります。
原因
主な原因
- IUDは避妊のために挿入します。妊娠を防ぐために子宮内に長期的な避妊効果をもたらします。
リスク要因
- 子宮の形が通常と異なる(例:子宮筋腫など)
- 骨盤内感染症(PID)の既往がある
- 性感染症(STI)にかかっている可能性がある
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 上記の緊急症状が見られた場合
- IUDが外れたり、動いたと感じた場合
定期受診を予約すべき場合:
- IUD挿入から1か月後の経過確認
- その後は年に1回程度の定期検診
- IUDの種類に応じた交換時期の相談
診断
IUD挿入前に医師が問診と内診(子宮や卵巣の状態を調べる検査)を行います。
行われる可能性のある検査
- 妊娠検査(妊娠していないことの確認)
- 性感染症の検査(必要に応じて)
- 超音波検査(子宮の形を確認するため)
診察で予想されること
診察台に横になり、医師が器具を使って子宮の奥にIUDを入れます。挿入時に少し痛みを感じますが、すぐに終わります。その後、休憩して帰宅できます。
治療
IUD挿入は避妊を目的とした処置であり、特別な治療は必要ありません。挿入後の不快感は自然に治まります。
自宅でのセルフケア
- 挿入後は無理をせず、安静にしましょう。
- お腹に温かいタオルや湯たんぽを当てると痛みが和らぎます。
- 痛みが強い場合は、市販の痛み止めを服用しても構いません(医師に相談の上)。
医療治療
もし感染症や子宮のけいれんが起こった場合、医師は抗生剤や子宮収縮を抑える薬を処方することがあります。IUDが子宮の壁を破ってしまった(穿孔)場合は、外科的に取り出すことがあります。
手術が検討される場合
IUDが子宮の壁を貫通するなどのまれなケースでは、腹腔鏡手術などでIUDを取り出すことが必要になることがあります。
この病気と共に生きる
IUDを入れていても、普段通りの生活ができます。生理は通常通りか、やわらかくなることもあります。IUDのひもは自分で触れて確認できますが、引っ張らないようにしてください。
生活習慣のアドバイス
- 性行為はIUD挿入後すぐに可能です。
- タンポンや月経カップも通常通り使用できます。
- スポーツや水泳なども問題なく行えます。
食事と運動
特別な食事制限はありません。運動も普段通り行えますが、挿入直後は激しい運動は避けたほうがよいでしょう。
精神的健康と心の健康
IUDは長期的な避妊ができるため、気楽に過ごせるという方も多いです。ただし、挿入前の不安や痛みに敏感な方もいます。気分が落ち込むようであれば医師に相談しましょう。
予防
IUD挿入後の感染症を防ぐために、挿入前に性感染症の検査を受けることが推奨されます。
検診プログラム
性感染症のスクリーニング(検査)が勧められます。定期的な婦人科検診も大切です。
合併症
治療しない場合
- 感染症が悪化すると骨盤内感染症(PID)になる恐れがあります。
- IUDが子宮の外に出てしまう(穿孔)危険があります。
- IUDが自然に落ちてしまう(排出)ことがあります。その場合、避妊効果がなくなります。
長期的な見通し
IUDは安全で効果の高い避妊法です。多くの女性が問題なく使っています。正しい管理と定期的な診察を受ければ、長期間安心して使用できます。
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重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
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最終更新: 2026年7月31日
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