子どもの発熱とだるさ(倦怠感)
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
発熱とは、体の体温が通常より高くなることです。だるさ(倦怠感)とは、体が重く感じられ、元気が出ない状態を指します。子どもがこれらの症状を同時に示すときは、感染症などが原因であることが多く、多くの場合は自宅で休むことで改善します。
重要な事実
- 発熱自体は、体がウイルスや細菌と戦っているサインです。
- 多くの発熱は、数日から1週間以内に自然に改善します。
- 乳幼児は特に脱水になりやすいため、水分補給が大切です。
はい、とてもよくある症状です。子どもの発熱とだるさは、小児科を受診する理由の中で最も多いもののひとつです。
子ども、特に乳幼児から小学生くらいまでに多く見られます。免疫力が未熟な時期は感染症にかかりやすく、発熱とだるさを伴いやすいです。
症状
- 生後3ヶ月未満で38度以上の熱がある
- 意識がもうろうとしている、呼びかけに反応しない
- 呼吸が苦しそう、息が荒い
- けいれんを起こしている
- ぐったりして動かない
- ⚠熱が続いている(乳児は24時間以上、幼児は3日以上)
- ⚠水分が取れない、おしっこの回数が減っている
- ⚠発疹が出ている
- ⚠耳が痛い、頭が痛い、のどが痛いなど強い痛みがある
- ⚠繰り返し吐いている、下痢が続いている
一般的な症状
- 全身のだるさ
- 疲れやすい
- 顔色が青白い
- 食欲がない
- ぐったりする
子供の症状
- 機嫌が悪い
- いつもより泣く
- 眠たそう
- 遊ばずにじっとしている
- 水分をあまり飲まない
- 吐き気や下痢を伴うこともある
原因
主な原因
- ウイルス感染症(風邪、インフルエンザ、突発性発疹など)
- 細菌感染症(中耳炎、肺炎、尿路感染症など)
- その他(ワクチン接種後、暑すぎる環境、まれに重い病気)
リスク要因
- 免疫力が未熟な乳幼児
- 集団生活に入ったばかりの子ども
- 季節(冬など感染症が流行する時期)
- 予防接種を受けていない場合
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 高熱が続いてつらい、水分が取れない、とてもだるそうな時
- 熱性けいれんが初めて起きた時
- 首が硬い、激しい頭痛、吐き気が続く時
- 発疹が全身に広がる時
- 呼吸が速い、胸を痛がる時
定期受診を予約すべき場合:
- 発熱が3日以上続く時
- 咳、鼻水、下痢などが長引く時
- 顔色が悪い、元気がない時
- 家族に病気の人がいる時
診断
医師は、子どもの様子を診て、体温と全身の状態を確認します。保護者から、いつから発熱があるか、どんな症状があるかを聞き取ります。
行われる可能性のある検査
- 問診(症状や経過を詳しく聞く)
- 身体診察(のど、耳、胸、皮膚を診る)
- 必要に応じて尿検査、血液検査、胸のレントゲン検査
診察で予想されること
診察では、子どもが落ち着いている様子かどうかをとても大切にします。ぐったりしている場合は入院が必要なこともありますが、多くの場合は自宅で安静にし、経過を見ます。
治療
発熱とだるさの治療の基本は、からだを休め、水分をしっかり補給することです。発熱はウイルスや細菌と戦うために起こるので、熱そのものを無理に下げる必要はありません。ただし、つらい時には医師の指示に従って解熱薬を使うことができます。ここでは薬の名前や用量はお伝えしません。必ず医師や薬剤師に相談してください。
自宅でのセルフケア
- 十分な休息と睡眠をとる
- 部屋を涼しく快適な温度に保つ(厚着をさせすぎない)
- こまめに水分補給をする(母乳、ミルク、経口補水液など)
- 無理に食べさせず、食べられる時は消化の良いものを少しずつ
- 熱が高くても、寒気がなければ薄着で過ごす
医療治療
医療機関では、原因に合わせた治療が行われます。例えば、細菌感染が疑われる場合は抗生物質が処方されることがあります(医師の指示に従ってください)。ウイルス感染の場合は、症状をやわらげるための薬が使われることがあります。市販薬を使う場合も、必ず医師や薬剤師に相談し、用法用量を守ってください。また、生後3ヶ月未満の発熱は、慎重な評価のため小児科を受診してください。
手術が検討される場合
発熱とだるさが主な症状の場合、手術が必要になることはほとんどありません。まれに、中耳炎や虫垂炎などで排膿などの処置や手術が必要となることがあります。
この病気と共に生きる
発熱中は、無理に起こさず、眠れる時は十分に眠らせましょう。汗をかいたら着替え、清潔な下着を保つと快適です。治った後も、無理せず徐々に普段の生活にもどしてください。
生活習慣のアドバイス
- 手洗いを習慣にする
- 十分な睡眠と栄養をとる
- 外出後はうがいをする(小さな子どもにはうがいの代わりに水分を飲ませる)
- 部屋の湿度を保つ
食事と運動
水分補給を最優先に、食欲がなくても無理に食べなくて大丈夫です。食べられるようになったら、おかゆ、うどん、野菜スープなど消化の良いものを少量から始めましょう。運動は、熱が下がってからもう1日程度は避け、ゆっくり動かすことから始めます。
精神的健康と心の健康
子どもが体調を崩すと、保護者の方が不安になったり、疲れたりすることもあります。無理をしすぎず、家族や周囲の助けも借りながら、保護者自身の体調にも気をつけてください。必要であれば、かかりつけ医や、各自治体の子ども家庭相談窓口に相談することもできます。
予防
すべての感染症を防ぐことはできませんが、手洗い、咳エチケット、バランスのよい食事と睡眠などで、感染するリスクを減らすことができます。
ワクチン
おたふくかぜ、水ぼうそう、インフルエンザなど、ワクチンで予防できる病気もあります。予防接種は、接種スケジュールに合わせて、かかりつけ医と相談の上で受けることが大切です。
検診プログラム
特に一般的な検診はありませんが、乳幼児健診(1か月、3〜4か月、6〜7か月、9〜10か月、1歳、1歳6か月、3歳)や学校健診で、体の発育や健康状態を定期的に確認することが推奨されます。
合併症
治療しない場合
- 脱水症(水分不足で体がうまく働かなくなる)
- 熱性けいれん(高熱に伴って起きることがあるけいれん)
- 中耳炎や肺炎などの合併症
- まれに、髄膜炎などの重い感染症に進行することがある
長期的な見通し
子どもの発熱とだるさは、多くの場合、数日から1週間程度で改善します。きちんと休んで水分をとれば、ほとんどの子どもは元気になります。心配な症状がある時は早めに医療機関を受診することで、適切な対応ができます。あなたの子どもを守るのは、あなたの愛情と観察です。ひとりで抱え込まないでください。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月31日
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