子どもの体の片側にできる「できもの」や「はれ」について
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
これは、体の左右どちらか一方にだけ、しこりや腫れ、できもののような変化が見られる状態のことです。原因はさまざまで、たいていは心配いらないものですが、中には受診や治療が必要な場合もあります。
重要な事実
- 多くの場合、リンパ節の腫れや良性の嚢胞(のうほう)によるもので、自然に小さくなります。
- 風邪や中耳炎などの感染症のあとに、首やわきの下、足の付け根が片側だけ腫れることがあります。
- 急に大きくなる、痛みが強い、赤く熱を持つなどがある場合は、早めに医師の診察が必要です。
子どもにはよく見られます。特に、かぜや中耳炎などの感染症のあとで、リンパ節が片側だけ腫れることはよくあります。
赤ちゃんから思春期の子どもまで、どの年齢でも見られますが、特に感染症にかかりやすい時期に多い傾向があります。
症状
- 急に息が苦しくなった
- 顔色が青白い、または真っ青な
- 意識がもうろうとしている
- けいれんが起きた
- 腫れが急に大きくなり、激しい痛みがある
- ⚠38度以上の発熱を伴う
- ⚠腫れが赤く、触るととても熱い
- ⚠腫れがどんどん大きくなっている
- ⚠強い痛みで動かせない
- ⚠目や口の中など、機能に影響がある場所にできた
一般的な症状
- 片側だけにあるしこりやはれ
- 触ると動く、または動かないしこり
- 皮膚の色の変化(赤み、青み)
- 痛みや熱感があることもある
子供の症状
- 首の後ろやわきの下、足の付け根にはれが見られやすい
- かぜや中耳炎のあとに現れることが多い
- 痛がったり、触るのをいやがることがある
高齢者の症状
- 高齢者の場合、片側の腫れは悪性リンパ腫などの重い病気の可能性もありますが、子どもの場合は大部分が良性です。
- この記事はおもに子どもの情報ですが、気になる症状があれば年齢にかかわらず医療機関に相談してください。
原因
主な原因
- 細菌やウイルスによる感染症(かぜ、中耳炎、リンパ節炎など)
- 良性の腫瘍(脂肪腫、血管腫、皮様嚢胞など)
- けがや打撲による血腫(血のかたまり)
- 虫さされやアレルギー反応
リスク要因
- 最近かぜや感染症にかかった
- 周りに感染症の人がいる
- けがや虫さされをした
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 腫れが急に大きくなる
- 強い痛みや高熱が出る
- 呼吸に影響がある、または飲み込みにくい
定期受診を予約すべき場合:
- 腫れが2週間以上続く
- 大きさが変わらない、またはゆっくり大きくなる
- 何となく気になる、または心配だ
診断
医師が実際に見て触って、大きさ、硬さ、動き、痛みの有無を確認します。必要に応じて画像検査や血液検査を行うこともあります。
行われる可能性のある検査
- 身体診察(見て触って調べる)
- 血液検査(感染や炎症の反応を調べる)
- 超音波(エコー)検査
- 場合によってはCTやMRI検査
診察で予想されること
診察は短時間で終わることが多く、こわい検査はほとんどありません。子どもが緊張しないように、保護者が落ち着いて説明してあげてください。
治療
原因によって治療法は異なりますが、多くは様子をみるだけで改善します。感染症が原因であれば、その治療を行います。良性の腫瘍や嚢胞は、経過を観察するだけでよいこともあります。
自宅でのセルフケア
- 腫れている部分を清潔に保つ
- 強くこすったり押したりしない
- 冷やすと痛みがやわらぐことがありますが、直接当てるのは避けましょう
- よく休み、栄養をとる
医療治療
感染症が原因であれば、医師が適切な抗生物質を処方することがあります。腫瘍や嚢胞が大きい場合や感染を繰り返す場合は、手術で摘出することもあります。薬の種類や用量については、必ず医師の指示に従ってください。
手術が検討される場合
良性腫瘍や嚢胞が大きい、または感染を繰り返す場合は、手術で摘出することがあります。手術が必要かどうかは専門医が判断します。
この病気と共に生きる
腫れの大きさや痛みの変化を観察し、記録しておくと受診時に役立ちます。普段の生活は送ってかまいませんが、激しい運動やぶつけることは避けましょう。
生活習慣のアドバイス
- バランスのよい食事をとる
- 十分な睡眠と休息をとる
- 手洗いを徹底して感染症を予防する
- 予防接種をスケジュール通りに受ける
食事と運動
特別な食事制限はありませんが、免疫力を高めるために野菜や果物、たんぱく質を十分に摂りましょう。体を動かしてかまいませんが、腫れている部分に強い衝撃を与えるのは避けてください。
精神的健康と心の健康
目に見えるできものがあると、子ども自身も周りも心配になることがあります。保護者が不安を子どもに見せず、穏やかに接することが大切です。
予防
すべてのできものを予防することはできませんが、感染症を防ぐことでリンパ節炎のリスクは減らせます。
ワクチン
予防接種は感染症を予防し、リンパ節の腫れを引き起こす原因を減らすのに役立ちます。
検診プログラム
特別な定期検診はありませんが、気になる腫れがある場合は早めに受診しましょう。
合併症
治療しない場合
- 感染が広がる(蜂窩織炎や膿瘍など)
- 腫瘍が大きくなって周りの組織を圧迫する
- まれに悪性のものの可能性もあり、放置すると進行します
長期的な見通し
子どもの片側のできものやはれのほとんどは良性で、自然に治ります。きちんと診察を受けて原因が分かれば安心できます。気になることがあれば、遠慮なく医療機関に相談してください。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月31日
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