Allergic Rhinitis
参照した情報源
この記事は患者教育のための独自コンテンツです。
- WHO—Health topics A–Z(2024)
- NHS—Health A to Z(2024)
- CDC—Health topics(2024)
国際的な臨床ガイドラインに基づいています
概要
アレルギー性鼻炎は、花粉やハウスダストなどのアレルゲン(アレルギーの原因物質)が鼻に入ると、体が過剰に反応してくしゃみや鼻水などの症状が出る病気です。
重要な事実
- 日本では約30~40%の人がアレルギー性鼻炎に悩んでいます。
- 花粉症はアレルギー性鼻炎の一種で、季節によって症状が出ます。
- 適切な治療により、ほとんどの症状はよくなります。
非常に一般的です。日本人の3人に1人以上が経験していると言われています。
子どもから大人まで幅広い年代に影響しますが、特に10~30代に多く見られます。
症状
- 息ができなくなるほど苦しい
- 唇や舌がはれる
- 意識がもうろうとする
- ⚠症状がひどくて日常生活ができない
- ⚠市販の薬でよくならない
- ⚠発熱があり、黄色や緑色の鼻水が出る
一般的な症状
- くしゃみが何度も出る
- 透明でさらさらした鼻水がたくさん出る
- 鼻がつまる
- 鼻の奥やのどがかゆい
- 目がかゆい、涙が出る
子供の症状
- 鼻をこすったり、よく鼻をかんだりする
- 集中力が続かず、学校の成績に影響が出ることがある
- 目の下にクマができる(アレルギー性シャイン)
高齢者の症状
- 鼻水がのどに落ちる後鼻漏(こうびろう)でせき込むことがある
- においが分かりにくくなる
- 鼻閉(びへい)の影響で睡眠が浅くなる
原因
主な原因
- スギやヒノキの花粉(花粉症)
- ダニやほこり(ハウスダスト)
- ペットの毛やふけ
リスク要因
- 家族にアレルギー疾患を持つ人がいる
- アトピー性皮膚炎がある
- 子ども時代にアレルギー体質だった
- 大気汚染や受動喫煙など環境の影響
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 息苦しい、顔がはれるなどのアナフィラキシー症状がある
- 高熱が出て鼻水が悪臭を放つ
- 耳や鼻に激しい痛みがある
定期受診を予約すべき場合:
- くしゃみや鼻水が2週間以上続く
- 鼻づまりで夜眠れない
- 学校や仕事に支障が出ている
診断
医師の問診と簡単な検査で診断されます。
行われる可能性のある検査
- 鼻のなかを直接見る鼻鏡検査
- アレルゲン(原因物質)を調べる皮膚テストや血液検査
診察で予想されること
診察は怖くありません。鼻のなかを少し見るだけです。必要なら血液検査も行いますが、結果は数日で分かります。
治療
治療は、原因となるアレルゲンを避けること、薬で症状を抑えること、そして体をアレルゲンに慣らす免疫療法の3つが柱です。
自宅でのセルフケア
- マスクをして花粉やほこりを吸い込まない
- 帰宅後は着替えと洗顔、うがいをする
- 部屋の掃除と換気をこまめにする
- 加湿器を使って室内の湿度を50~60%に保つ
医療治療
主な治療は、抗ヒスタミン薬や点鼻薬など症状を抑える薬です。重症の方には免疫療法(アレルゲン免疫療法)という治療法もあり、舌の下に薬を置く方法や注射で行います。どの薬を使うかは医師が症状に合わせて決めますので、必ず指示に従ってください。
手術が検討される場合
手術が必要になることはまれですが、重度の鼻づまりで薬が効かない場合に、粘膜を減らす手術などを検討することがあります。
この病気と共に生きる
症状を上手にコントロールすれば、日常生活に大きな影響はありません。花粉シーズンは予防をしっかり行い、症状が強いときは無理せず休みましょう。
生活習慣のアドバイス
- 睡眠をしっかりとる
- ストレスをためない
- タバコの煙を避ける
- 室内の湿度と温度を一定に保つ
食事と運動
バランスの良い食事と適度な運動で体力を保ちましょう。特定の食べ物が直接症状を悪化させることはまれですが、体調管理は大切です。
精神的健康と心の健康
慢性的な症状はイライラや集中力低下につながることがあります。つらいときは遠慮せず周りに相談し、気分が落ち込む場合は専門家のサポートを受けましょう。いのちの電話などの相談窓口もあります。
予防
完全に予防することは難しいですが、アレルゲンを避けることで症状を軽くできます。花粉情報をチェックして、飛散の多い日は外出を控えましょう。
合併症
治療しない場合
- 副鼻腔炎(ちくのう症)や中耳炎を起こしやすくなる
- 睡眠不足で疲れが取れず、集中力が低下する
- 喘息(ぜんそく)が悪化することがある
- 子どもの場合は成長や発育に影響が出ることもある
長期的な見通し
適切な治療を続ければ、ほとんどの症状は改善します。花粉症は季節限りの症状ですが、通年性のアレルギーでも治療で楽になります。あきらめずに医療機関に相談しましょう。
サポートを探す
国際機関
地域の団体
- 日本アレルギー協会 ↗ · 日本
- アレルギーポータル(厚生労働省関連) ↗ · 日本
相談窓口
外部リンクは第三者のウェブサイトを開きます。Ruqelo は外部コンテンツについて責任を負いません。団体名の掲載は推奨を意味するものではありません。
必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。