Fibroids
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)は、子宮にできる良性(悪性ではない)の腫瘍です。筋肉の塊のようなもので、がんではありません。大きさや場所によって症状が変わります。
重要な事実
- 子宮筋腫は、子宮の筋肉にできる良性の腫瘍です。
- ほとんどの場合、がんになることはありません。
- 症状がないことも多く、検診で偶然見つかることがあります。
はい、とてもよく見られる病気です。特に30~50歳の女性に多く、5人に1人程度に筋腫があるとも言われています。
主に妊娠可能な年齢の女性に起こります。特に30代から40代に多く、閉経後は縮小することがあります。
症状
- 激しい腹痛や突然の強い出血で意識がもうろうとする
- めまいや立ちくらみで立っていられない
- 大量の出血(1時間に1枚以上の生理用ナプキンがすぐにいっぱいになる)
- ⚠いつもと違う激しい月経痛がある
- ⚠長期間(10日以上)続く月経
- ⚠貧血の症状(息切れ、動悸、顔色が悪い)が強い
- ⚠排尿や排便に支障がある
一般的な症状
- 月経の量が多い(過多月経)
- 月経の期間が長い
- 月経痛が強い
- 腹部の張りや圧迫感
- 頻尿(トイレが近い)
- 貧血(めまい、疲れやすさなど)
高齢者の症状
- 閉経後は筋腫が縮小することが多いですが、症状が続くこともあります。
- 不正出血(閉経後の出血)がある場合は、別の病気の可能性もあるため、必ず医師に相談してください。
- 大きな筋腫があると、骨盤内の圧迫症状が強くなることがあります。
原因
主な原因
- はっきりした原因はわかっていませんが、女性ホルモン(エストロゲン)の影響で大きくなると考えられています。
- 遺伝的な要因もあると考えられています。
- その他、生活習慣や環境因子も関係するかもしれません。
リスク要因
- 年齢(30~40代)
- 初経が早い
- ビタミンD不足
- アルコール摂取
- 子宮筋腫の家族歴
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 大量の出血や強い痛みがある
- 貧血の症状が強い
- 排尿や排便のトラブルが続く
定期受診を予約すべき場合:
- 月経の量や痛みが気になる
- 検診で筋腫を指摘された
- 妊娠を考えている
診断
婦人科の診察で、内診(膣の中から子宮の状態を診る)や画像検査を行います。
行われる可能性のある検査
- 超音波(エコー)検査
- MRI検査(詳しい大きさや場所を調べる)
- 子宮鏡検査(子宮の中を直接見る)
診察で予想されること
検査は特に痛みを伴わないものがほとんどです。超音波検査はお腹の上から、または膣の中からプローブを当てて行います。結果はその場で説明されることもありますが、詳しい検査結果は後日になります。医師と一緒に今後の方針を決めましょう。
治療
治療は症状の有無や重症度、年齢、妊娠希望などによって異なります。症状が軽い場合は経過観察で済むこともあります。必要に応じて薬物療法や手術などの選択肢があります。
自宅でのセルフケア
- 規則正しい生活を心がける
- 十分な睡眠と休息
- ストレスをためないようにする
- 貧血予防のために鉄分を多く含む食品(レバー、ほうれん草、赤身の肉など)を摂る
- 鎮痛剤は医師や薬剤師に相談して使用する
医療治療
症状を和らげるために、ホルモンの働きを調整する薬や、痛みを抑える薬が使われることがあります。また、子宮内にホルモンを放出する器具(子宮内避妊システム)が用いられることもあります。これらは医師の指示のもとで使用します。
手術が検討される場合
症状が重い場合や、薬でコントロールできない場合、妊娠に影響がある場合などに手術が検討されます。手術には筋腫だけを取り除く方法と、子宮を全部摘出する方法があります。妊娠を希望するかどうかで選択が変わります。
この病気と共に生きる
多くの人は通常の日常生活を送れます。症状がある場合でも、治療や生活の工夫でコントロールできます。定期的に婦人科でチェックを受けましょう。
生活習慣のアドバイス
- 適度な運動(ウォーキングなど)を続ける
- バランスの良い食事を心がける
- 体を冷やさないようにする
- 月経中の過ごし方を工夫する(無理をしない)
食事と運動
特に制限はありませんが、鉄分やビタミン、食物繊維をしっかり摂り、肥満を予防することが大切です。激しい運動は避け、ウォーキングやヨガなど無理のない範囲で体を動かしましょう。
精神的健康と心の健康
症状によって日常生活に支障が出ると、ストレスや不安を感じることがあります。自分の気持ちを誰かに話したり、医師に相談することで楽になることもあります。
予防
子宮筋腫を完全に予防する方法はまだわかっていません。しかし、健康的な体重を維持し、バランスの良い食事、適度な運動を心がけることでリスクを下げられる可能性があります。
ワクチン
該当するワクチンはありません。
検診プログラム
特に定期検診の推奨はありませんが、年に1回の婦人科検診で子宮の状態をチェックすると、早期発見につながることがあります。
合併症
治療しない場合
- 重度の貧血
- 強い痛み
- 不妊や流産のリスク上昇
- 排尿障害や腎機能障害
- まれに、急激な痛みを伴う変性(筋腫の中の組織が壊れること)
長期的な見通し
子宮筋腫は多くの場合、命に関わる病気ではありません。適切な治療や経過観察で、ほとんどの人が症状をコントロールできます。あなたに合った治療法を医師と一緒に選んでいきましょう。
サポートを探す
地域の団体
- 日本産科婦人科学会 · 日本
- 子宮筋腫の情報サイト(厚生労働省) · 日本
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月27日
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