Day of ablation for arrhythmia
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
心房細動などの不整脈に対する『アブレーション(焼灼術)』は、カテーテルという細い管を足の付け根などの血管から心臓に通し、異常な電気信号を出す部分を高周波などで焼いて止める治療法です。手術当日は、ほとんどの場合、局所麻酔で行われ、意識はありますが、痛みはほとんどありません。
重要な事実
- アブレーションは開胸せず、血管を通して行う低侵襲手術です。
- 手術時間は通常1~4時間程度で、翌日には歩けることが多いです。
- 成功率は不整脈の種類により70~90%と高く、多くの人が症状から解放されます。
アブレーションは日本では年間数万件行われており、不整脈治療の標準的な選択肢の一つです。
主に薬で症状が改善しない、または副作用に耐えられない不整脈(心房細動、発作性上室性頻拍、心室頻拍など)を持つ方に行われます。年齢や生活スタイルは問いません。
症状
- 突然の胸の強い痛みや圧迫感
- 意識を失った、または意識がもうろうとしている
- 呼吸が苦しくて息ができない
- ⚠動悸が長く続く、または頻繁に起こる
- ⚠めまいや立ちくらみで立っていられない
- ⚠いつもと違う強い疲れや息切れがある
一般的な症状
- 動悸(心臓がドキドキする、飛ぶ感じがする)
- 息切れ、疲れやすい
- めまい、立ちくらみ
- 胸の不快感や痛み
子供の症状
- 動悸以外に、顔色が悪い、食欲がない、運動を嫌がることもあります。
高齢者の症状
- 高齢者では息切れやふらつきが目立ち、転倒のリスクが高まります。
原因
主な原因
- 心臓の電気信号の通り道に異常な回路や興奮しやすい場所ができること
- 心臓の筋肉の変化(加齢、高血圧、心筋梗塞の後など)
リスク要因
- 高血圧、糖尿病、肥満
- 過度の飲酒や喫煙
- 睡眠時無呼吸症候群
- ストレスや過労
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 動悸が1時間以上続く、または繰り返す
- 胸痛や息切れを伴う不整脈
定期受診を予約すべき場合:
- 健康診断で不整脈を指摘された
- 動悸はあるが短時間で治まる
診断
まず心電図で不整脈の種類を調べます。発作が出ていない時は24時間心電図(ホルター心電図)や心臓エコー、血液検査などで詳しく評価します。
行われる可能性のある検査
- 安静時12誘導心電図
- 24時間心電図(ホルター心電図)
- 心臓超音波検査(エコー)
- 必要に応じて電気生理学的検査(EPS)
診察で予想されること
診断は外来で行われることがほとんどです。ホルター心電図では、1日中小さな記録器を身に着けて過ごします。EPSは入院が必要な検査で、心臓にカテーテルを入れて電気信号の異常を調べます。
治療
不整脈の治療は、薬物療法とアブレーションなどの手術療法があります。初めは薬でコントロールを試み、効果が不十分な場合や副作用が気になる場合にアブレーションが選択されることが多いです。
自宅でのセルフケア
- カフェインやアルコールを控える
- 禁煙する
- 規則正しい生活とストレス管理を行う
- 脈拍の自己チェックを習慣にする
医療治療
医師は不整脈の種類や重症度に応じて、抗不整脈薬(心臓の電気的な働きを整える薬)や血液をサラサラにする薬(血栓予防)を処方することがあります。必ず医師の指示に従い、自己判断で中止しないでください。
手術が検討される場合
アブレーションは、薬で発作を抑えられない、副作用が強い、または若い方で長期的な薬服用を避けたい場合によく検討されます。手術当日は、絶飲食(食事や水分をとらない)で来院し、術後は数時間の安静後、問題なければ帰宅できます。
この病気と共に生きる
アブレーション後も、しばらくは心臓が安定するまで経過観察が必要です。医師から指示された薬(血液をサラサラにする薬など)は必ず飲み続け、定期的に外来を受診しましょう。
生活習慣のアドバイス
- 手術後2~3日は激しい運動や重いものを持つのを避ける
- 入浴は翌日まで控え、シャワーで済ませる
- 運転は当日禁止。翌日からも医師の許可を得るまで控える
食事と運動
術後2週間は安静にし、その後は徐々にウォーキングなどの軽い運動から始めます。食事は特に制限はありませんが、塩分を控えめにし、バランスの良い食事を心がけましょう。
精神的健康と心の健康
不整脈の症状があると、不安やストレスを感じることがあります。アブレーション後も再発の心配があるかもしれませんが、多くの人は症状が改善し、生活の質が上がります。気になることは医師や看護師に相談しましょう。
予防
不整脈すべてを予防することは難しいですが、健康な生活習慣を続けることでリスクを減らせます。高血圧や糖尿病の管理、適度な運動、禁煙、節酒が効果的です。
合併症
治療しない場合
- 血栓ができて脳梗塞を起こす
- 心不全の悪化
- 頻脈による心臓の機能低下
長期的な見通し
アブレーションは多くの不整脈を根治できる可能性のある治療です。術後に再発する場合もありますが、再度の治療で改善することも珍しくありません。主治医とよく相談しながら、前向きに治療に取り組みましょう。
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健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月18日
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