Preparing for chemotherapy session
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
化学療法(かがくりょうほう)は、がん細胞をやっつける薬をつかう治療です。この治療の前には、からだの調子をととのえ、副作用をへらすための準備が大切です。準備をすることで、治療をより安全に、より効果的にうけられます。
重要な事実
- 化学療法は、薬をつかって全身のがん細胞を攻撃します。
- 治療はふつう、数週間ごとのサイクル(周期)でおこなわれます。
- 準備(じゅんび)をしっかりおこなうと、副作用をやわらげ、治療の効果を高められます。
たくさんのがん患者さんが、手術のあとやほかの治療とあわせて化学療法をうけています。
手術でがんをとったあと、残っているかもしれないがん細胞をやっつけるために化学療法をうける方がおおいです。また、手術ができない場合にもつかわれます。
症状
- 体温が38度以上の熱がある
- 息苦しい、呼吸がはやい
- 意識がもうろうとする
- けいれんがおきる
- 大量の出血がある
- ⚠吐き気やおう吐がひどくて水ものめない
- ⚠下痢がひどくて水分がとれない
- ⚠口内炎がひどくて食事ができない
- ⚠注射したところが赤くはれたり、痛みがひどい
一般的な症状
- つかれやすさ(疲労)
- 気持ちがわるくなる(吐き気)
- 食欲がなくなる
- 毛がぬける(脱毛)
- 口の中がいたくなる(口内炎)
- 下痢や便秘
子供の症状
- おとなよりも免疫(めんえき)の力が弱くなりやすい
- 成長や発達へのえいきょうに注意がひつよう
- 学校生活や遊びへの影響がでることもある
高齢者の症状
- 体力がおちやすく、回復に時間がかかることがある
- もともとある病気(例えば心臓病や糖尿病)が悪化することがある
- 薬の代謝(たいしゃ)がおそくなり、副作用が強くでることがある
原因
主な原因
- 化学療法は、手術でとりきれなかったがん細胞をやっつけるためにおこなわれます。
- また、ほかの治療(放射線など)とあわせて、がんの再発(さいはつ)をふせぐためにもおこなわれます。
リスク要因
- 年齢(高齢者は副作用がでやすい)
- 他の病気(腎臓や肝臓の病気など)をもっている
- 栄養状態がよくない
- これまでにたくさん治療をうけたことがある
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 38度以上の熱がある
- 息苦しい
- 意識がぼんやりする
- けいれんがおきる
- 大量の出血がある
定期受診を予約すべき場合:
- 化学療法の前に、かならず診察をうけて血液検査などをおこなう
- 副作用が気になるときは、我慢しないで医療チームにそうだんする
診断
がんの種類や進行度(しんこうど)に応じて、化学療法がひつようかどうか医師が判断します。手術のあとでも、病理検査(びょうりけんさ)の結果をもとに決められます。
行われる可能性のある検査
- 血液検査(血球数や肝臓・腎臓の機能をチェック)
- 心電図(心臓の状態をしらべる)
- 画像検査(CTやMRIなど)
診察で予想されること
化学療法は外来(外来通院)か入院でおこなわれます。薬はたいてい静脈(じょうみゃく)から点滴(てんてき)で入れます。1回の治療は数時間かかることが多く、その後は副作用の観察があります。
治療
化学療法では、がん細胞を攻撃する薬を定期的にからだに投与します。治療はサイクル(周期)でおこなわれ、休みの期間をはさみます。準備としては、栄養をしっかりとり、睡眠をよくとり、感染症をふせぐことが大切です。
自宅でのセルフケア
- 治療の前日はしっかり休む
- 保湿(ほしつ)をして、肌や口の中を乾燥から守る
- 吐き気にそなえて、消化のよい食べ物を用意する
- 水分をこまめにとる
- 人ごみをさけ、手洗いをしっかりする
医療治療
副作用をやわらげるための薬(吐き気どめや痛みどめなど)が処方されることがあります。また、白血球(はっけっきゅう)をふやす薬や、貧血(ひんけつ)をなおす薬がつかわれることもあります。これらの薬は医師の指示にしたがって使用してください。
手術が検討される場合
化学療法は手術の前におこなうこともあります(術前化学療法)。これにより、がんを小さくしてから手術ができるようになることがあります。
この病気と共に生きる
化学療法中は、体調のよい日とわるい日があります。無理をせず、自分のペースで生活しましょう。治療のスケジュールにあわせて仕事や家事を調整することが大切です。
生活習慣のアドバイス
- 十分な睡眠と休息をとる
- 人ごみやかぜをひいている人をさける
- 規則正しい生活をおくる
- アルコールやたばこはひかえる
食事と運動
栄養バランスのよい食事を心がけ、消化のよいものを食べましょう。吐き気があるときは、冷たいものやさっぱりしたものが食べやすくなります。軽い運動(散歩など)は、体力維持に役立ちますが、無理はしないでください。
精神的健康と心の健康
化学療法はからだだけでなく、こころにも大きな影響をあたえます。不安や悲しみを感じるのは自然なことです。ひとりでかかえこまず、家族や医療チーム、カウンセラーに話してみてください。
予防
化学療法そのものを予防することはできませんが、副作用をへらすための準備はできます。規則正しい生活、栄養管理、感染予防が大切です。
ワクチン
インフルエンザや肺炎球菌(はいえんきゅうきん)のワクチンは、化学療法中でも接種できることがあります。ただし、必ず主治医に相談してください。
検診プログラム
治療中は定期的に血液検査や画像検査をおこない、からだの状態をチェックします。
合併症
治療しない場合
- 重症の感染症(はいえん、敗血症など)
- 脱水症状(だっすいしょうじょう)
- 重度の貧血
- 出血が止まらなくなる
長期的な見通し
化学療法は多くの人に効果があり、副作用も適切に対処すればほとんどがおさまります。治療を乗りこえたあとも、定期検診を続けることで再発を早期に発見できます。希望をもって治療にのぞみましょう。
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健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
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最終更新: 2026年7月18日
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