Recovering after pacemaker
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
ペースメーカーを埋め込んだ後の回復とは、手術の傷が治り、ペースメーカーが正しく働くようになるまでの期間のことです。この期間は、体を大切にしながら徐々に日常生活に戻っていく大切な時期です。
重要な事実
- 回復期間は通常4~6週間ですが、個人差があります。
- 手術後は傷の手当てと、ペースメーカーがずれないようにする注意が必要です。
- 多くの人が数週間で元の活動に戻れますが、激しい運動は医師の許可が出るまで控えます。
ペースメーカーの手術は日本で毎年数万件行われており、回復を経験する方はとても多いです。
心臓のリズムの問題でペースメーカーを埋め込んだすべての方(子どもから高齢者まで)が対象です。
症状
- ペースメーカーを入れた部分が急に赤く腫れたり、膿(うみ)が出たりしている
- 突然の胸の痛みや息切れ、ひどいめまいがある
- ペースメーカーが作動している感じがない(動悸が続くなど)
- 意識を失った、または意識がもうろうとしている
- 119番に電話し、心臓ペースメーカーを入れていることを伝えてください。
- ⚠38度以上の熱
- ⚠傷口から血や透明な液体がにじみ出ている
- ⚠腕や手がひどく腫れて色が変わっている
- ⚠ペースメーカーの電池が切れたような症状(めまい、動悸が戻る)
一般的な症状
- 手術した部分の痛みや違和感(数日~1週間続くことが多い)
- 軽い腫れや内出血
- 腕や肩のこわばり(動かしにくさ)
- 疲れやすさ
子供の症状
- 子どもは動き回るため、傷口をぶつけないように特に注意が必要
- 痛みをうまく伝えられないため、不機嫌や泣き方がいつもと違う場合は確認する
- 成長に合わせたペースメーカーのチェックが必要
高齢者の症状
- 皮膚が薄いため傷の治りが遅くなることがある
- 持病(糖尿病や腎臓病など)があると感染リスクが高まる
- めまいやふらつきに注意し、転倒を防ぐ
原因
主な原因
- 回復を遅らせる原因としては、感染症、血腫(血のかたまり)、ペースメーカーのリード(電極)のずれがあります。
リスク要因
- 糖尿病や免疫を抑える薬の使用
- 手術部位に直接かかわる活動(重い物を持ち上げるなど)を早く行うこと
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 前述の緊急症状がある場合(すぐに医療機関へ)
- ペースメーカーが異常を知らせるアラームが出た場合
定期受診を予約すべき場合:
- 手術後1~2週間の傷の状態チェック
- 1か月後のペースメーカー機能確認
- その後は半年から1年ごとの定期チェック
診断
回復の経過は、問診と診察で確認します。ペースメーカーが正しく動いているかを定期的に調べることも重要です。
行われる可能性のある検査
- 心電図(ペースメーカーのタイミングを確認)
- 胸部レントゲン(リードの位置を確認)
- ペースメーカー本体のチェック(電池残量や設定)
診察で予想されること
医師は傷の治り具合を見て、感染の兆候がないか確認します。ペースメーカーのチェックは、専用の機械を当てるだけの痛みのない検査です。結果はその場でわかることが多いです。
治療
ペースメーカー手術後の回復には、特別な治療は必要なく、体が自然に治るのを待つのが基本です。しかし、感染や合併症を防ぐためのケアが大切です。
自宅でのセルフケア
- 手術後2~4週間は、ペースメーカーを入れた側の腕を肩より上に上げない、重いもの(5kg以上)を持たない
- 傷口を清潔に保ち、医師の指示があるまで入浴や水にぬらすのを避ける(シャワーは許可されることが多い)
- ペースメーカーを入れた部分に圧力がかからないようにする(バッグの肩掛けやシートベルトに注意)
- 医師の許可が出るまで車の運転は控える
医療治療
痛みが強い場合は、医師が市販の鎮痛薬(アセトアミノフェンなど)を勧めることがあります。感染が疑われる場合は抗生物質が処方されます。ペースメーカーの電池交換やリードの調整は、必要な場合に外来で行います。
手術が検討される場合
ごくまれに、ペースメーカーのリードがずれたり感染が起きた場合に、再手術で修正することがあります。
この病気と共に生きる
回復後は、ほとんどの日常生活(仕事、家事、軽い運動)に戻れます。ただし、強い磁気を発生するもの(MRI装置、大型発電機など)は避け、スマートフォンはペースメーカーから15cm以上離して使うなどの注意が必要です。
生活習慣のアドバイス
- 強い磁気のある場所(警報ゲート、盗難防止装置)は通り過ぎるだけで問題ないことが多いが、長時間近づかない
- コンタクトスポーツ(ラグビーなど)は医師に相談する
- 旅行の際はペースメーカーカードを携帯する
食事と運動
特に特別な食事制限はありませんが、バランスの良い食事と水分をしっかりとることが回復を助けます。軽い散歩から始め、徐々に運動量を増やしましょう。激しい運動は医師の確認後に行います。
精神的健康と心の健康
ペースメーカーが入っていることへの不安や、体調の変化に敏感になることがあります。心配な気持ちは自然なことで、家族や医療者に話すことで軽くなることが多いです。
予防
ペースメーカー手術後の回復を順調にするために、感染を予防することが最も大切です。医師の指示通りに傷のケアをし、体調が悪いときは無理をしないことが予防につながります。
合併症
治療しない場合
- 傷の感染が進行すると、ペースメーカー本体やリードに広がり、取り替えが必要になることがある
- リードのずれでペースメーカーの効きが悪くなり、動悸やめまいが再発する
- 血腫(血のかたまり)が大きくなると痛みや腫れが長引く
長期的な見通し
ペースメーカー手術後の回復は、ほとんどの方が順調に進みます。適切なケアと定期チェックを行えば、長期間にわたって安心して生活できます。新しい生活リズムに慣れるまで少し時間がかかることもありますが、多くの人が以前と同じように活動的になっています。
サポートを探す
地域の団体
- 日本ペースメーカー友の会 · 日本
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月18日
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