Period pain in children
国際的な診療ガイドラインに基づく
概要
生理痛(月経痛)は、月経(生理)のときに起こる下腹部や腰の痛みです。子どもでも、初めての生理が来たときから感じることがあります。痛みの程度は人によってさまざまで、軽いものから日常生活に支障が出るほど強いものまであります。
重要な事実
- 生理痛は多くの女の子が経験する一般的な症状です。
- ほとんどの場合、体に深刻な問題はありませんが、つらいときは医師に相談することが大切です。
- 適切な対処法(温める、休む、薬を使うなど)で症状を和らげることができます。
はい、とてもよくあることです。思春期の女の子の約6~7割が何らかの生理痛を経験すると言われています。
生理が始まったばかりの思春期の女の子に多く見られます。特に初経(初めての生理)から2~3年の間に症状が出やすいです。
症状
- 痛みが非常に激しく、じっとしていられない
- 意識がもうろうとする、または失神した
- 出血量が異常に多い(1時間に1枚以上のナプキンが必要、またはレバーのような大きな血の塊が出る)
- 激しい腹痛に加えて、発熱やおう吐がある
- ⚠市販の痛み止めを飲んでも効かない
- ⚠生理痛のたびに学校を休むほどつらい
- ⚠生理痛が回を重ねるごとにひどくなっている
- ⚠生理と関係ない時期にも下腹部痛がある
一般的な症状
- 下腹部がしくしく、またはきりきりと痛む
- 腰や脚の付け根が重だるい、痛む
- 吐き気や気持ち悪さ
- 全身のだるさ、疲れやすさ
- 下痢や便秘
子供の症状
- 痛みをうまく言葉にできないため、グズグズしたり、かんしゃくを起こしたりすることがあります。
- 学校を休みたがる、体育の授業を避けるなど、日常生活に影響が出ることがあります。
- 痛みが強いと、冷や汗や顔色が悪くなることもあります。
原因
主な原因
- 生理の時に子宮内膜からプロスタグランジンという物質が多く分泌され、子宮が過剰に収縮するため痛みが起こります。
- プロスタグランジンは子宮だけでなく腸にも影響し、下痢や吐き気の原因になります。
リスク要因
- 初経の年齢が早い(10~11歳ごろ)
- 生理の周期が不規則
- 家族(母親や姉妹)に生理痛がひどい人がいる
- 喫煙(未成年はもちろん禁煙です)
- ストレスや睡眠不足
受診の目安
緊急で受診すべき場合:
- 痛みが我慢できないほど強い
- 出血が異常に多い(上記の緊急症状に該当する場合)
- 発熱やおう吐を伴う
定期受診を予約すべき場合:
- 毎回の生理痛で学校生活や日常生活に支障がある
- 市販の痛み止めが効かない、または使いたくない
- 生理痛が月ごとにひどくなっている
- 生理以外の時にもお腹が痛むことがある
診断
医師がお子さんと保護者から症状や生理の様子を詳しく聞き、必要に応じてお腹の診察や超音波(エコー)検査を行います。
行われる可能性のある検査
- 問診(症状の程度、生理の周期、家族歴など)
- 腹部の診察(痛みの場所を確認)
- 超音波(エコー)検査(子宮や卵巣に異常がないか確認)
診察で予想されること
特に異常が見つからない場合は「機能性月経困難症」と診断されます。これは「病気ではなく、生理に伴う正常な反応が強く出ている状態」です。必要に応じて血液検査など追加の検査が行われることもあります。
治療
治療の目標は痛みを和らげ、お子さんが普段通りの生活を送れるようにすることです。まずは家庭でできるセルフケアを試し、それでもつらい場合は医師に相談して薬物療法などを検討します。
自宅でのセルフケア
- 下腹部や腰を温める(湯たんぽ、カイロ、ぬるめのお風呂)
- 軽いストレッチやウォーキングなどの運動
- 十分な休息と睡眠
- リラックスする時間を作る(好きな音楽を聴く、読書など)
医療治療
医師が症状や年齢に合わせて、痛みを抑える薬(非ステロイド性抗炎症薬)や、ホルモン剤(低用量のピル)を処方することがあります。これらの薬は医師の指示に従って正しく使用することが重要です。必ず医師と相談してから使いましょう。
手術が検討される場合
基本的に手術が必要になることはほとんどありません。ただし、子宮や卵巣に何らかの病気(子宮内膜症など)が見つかった場合に、その治療の一環として手術が検討されることがあります。
この病気と共に生きる
生理中は無理をせず、学校や家庭で休める環境を整えましょう。学校の保健室を利用したり、担任の先生に事情を伝えておくと安心です。
生活習慣のアドバイス
- 規則正しい生活リズム(早寝早起き)
- ストレスをため込まない
- 痛みが強い日は予定を調整する
食事と運動
冷たい飲み物や食べ物は控えめにし、温かいスープやハーブティーなどを取り入れましょう。軽い運動(ウォーキング、ヨガ、ストレッチ)は血行を良くし、痛みを和らげるのに役立ちます。激しい運動は避けてください。
精神的健康と心の健康
生理痛でつらい日が続くと、イライラしたり、気分が落ち込んだりすることがあります。また、周りの人に理解されないと感じて孤独になることもあります。感情を素直に親や先生、医師に話すことが大切です。
予防
生理痛を完全に予防することはできませんが、普段から規則正しい生活、バランスの良い食事、適度な運動を心がけることで、症状を軽くできる可能性があります。ストレスをためないことも大切です。
合併症
治療しない場合
- 痛みのために学校を頻繁に休むようになり、学習や友人関係に影響が出ることがあります。
- 痛みを我慢し続けることで、精神的なストレスがたまりやすくなります。
- まれに、子宮内膜症や卵巣のう腫などの病気が隠れていることがあります。早めに診断を受けることで、適切な治療が可能になります。
長期的な見通し
多くの場合、成長とともに生理痛は軽くなったり、日常生活に支障がない程度に落ち着いたりします。適切なケアや治療を受ければ、ほとんどの子どもが普段通りの生活に戻れます。つらいときは我慢せず、早めに相談することが安心につながります。
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必ず医師に確認してください
健康ガイドラインは国や地域によって異なります。この記事の情報は国際的な臨床ガイドラインに基づいていますが、お住まいの国の具体的なガイドライン、薬、または診療慣行を反映していない場合があります。健康上の懸念は常にご自身の医師または医療提供者と相談し、利用可能な場合は地域の国家ガイドラインを参照してください。
重要なお知らせ この情報は教育目的にのみ提供されています。専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。ご自身の状況については、常に資格を持つ医療専門家にご相談ください。医療上の緊急事態が発生した場合は、直ちに最寄りの救急医療サービスに連絡してください。
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情報源とガイダンス
この記事は教育目的で、利用可能な場合は認知された健康情報および臨床ガイダンスの情報源を参照して作成されています。具体的な情報源リンクはトピックによって異なる場合があります。
最終更新: 2026年7月18日
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